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地歌舞伎「寿曽我対面 工藤館の場」

東濃歌舞伎中津川保存会の皆さんによる『壽曽我対面 工藤館の場』の公演がありました。
「地歌舞伎」とは、その土地の素人が役者となり演じる地芝居のことを言います。
現在、全国最多の30の保存団体が活動する岐阜県は、地歌舞伎が日本一盛んです。
はじめに東濃歌舞伎中津川保存会のことや今回の芝居のことを解説していただきました。

さてさて大向こうの事、おひねりの事を聞いた後、始まり始まり!!
役者さんたちと観客との近さがなんともいえません。

役者が見得を切った瞬間に、客席から掛かる声を大向うと言います。
教わった通り声をかけようとしますがなかなかそのタイミングは
難しそうでした。プロの歌舞伎では一般の観客が声をかけることはできませんが、
この地歌舞伎の大向こうは役者さんの仕事。
「館長!!」とか「保険や!!」とか「金魚や!!」とか・・・笑っちゃいますね。

また、かけ声に合わせて“おひねり”を撒くのも地歌舞伎ならではの楽しみ方です。
見えます?おひねり飛んできてるの。こちらもなかなかタイミングが合わなかったり
舞台まで届かなかったり(笑)でもみなさん必死で投げてました。

ほら、こんなにたくさん、色とりどりできれいでしょ。
説明の時に一番いいのは500円玉を千円札にくるんだのって言ってましたが、
ほら、ありましたよ。
 
会場と舞台とが一体となったひと時でした。
内容についてはまんが筋書きこちらからどうぞ。

【市民記者 西森】


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